コーヒー豆を焙煎する前にはハンドピック(豆の選別)が必要
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コーヒーの生豆も買った!
自宅で焙煎可能な焙煎機も用意した!
さあ焙煎しよう!
と、その前に!!
焙煎する前にはコーヒー生豆のハンドピック(選別)が必要です。

そもそもハンドピックとは?なぜやるの?
ハンドピック(手で取り除く)の名前のとおり、コーヒーの味や香りを損なう割れ、欠け、変形、腐敗、発酵、小石や葉っぱなどの混入物、虫食い豆等をを手で取り除く作業です。
豆の精製方法がナチュラル(自然乾燥)だと機械を通されていない豆がほとんどなので欠点豆が多い傾向にあります。
ウォッシュト(水洗式)であれば機械であらかじめ中身のない軽い豆やゴミなどが取り除かれていますが、それでも腐敗豆や虫食い豆は取り除けませんので、人間が目視でひとつひとつ見ながら欠点豆を取っていきます。
ハンドピックをやらないと豆の大きさが違って焙煎にばらつきが出たり、腐敗豆や虫食い豆が混入してしまうと味にえぐみや変な香りが出てしまう為、ハンドピックは焙煎においてとても大事な作業です。
たったひとつの腐敗豆が焙煎豆すべての味や香りを悪くしてしまうこともありますので見逃さないようしっかりやりましょう。
なぜ焙煎前にやるのか?
焙煎して色が変わってしまうと欠点豆がわかりにくくなってしまう為、見やすい焙煎前に行います。
焙煎後も欠点豆や焼きムラのある豆があったら取り除きます。
ハンドピックのやり方
流通している豆はそれほど悪いグレードではないですので欠点豆はそれほど多くはありません。
しかしわたしの肌感覚では約5%くらいは欠点豆があるように思います。
それではやっていきましょう。

欠点豆が出ることを見こして焙煎したいグラム数の豆よりすこし多めに取り出します。
今回、焙煎機の関係で焙煎出来るのが60グラムなので60グラム以上を取り出します。
ハンドピックしたい豆をすこしずつ小皿にとってやると見やすいです。
指で転がしたりして欠点豆を取り除いていきます。
使用する焙煎機はこちら

コーヒー豆は農産物。
実はひとつひとつ形が微妙に違います。
これ欠点豆?と思うとキリがないのでこれは焙煎したくないなと思うボーダーラインの8割くらい良さそうなら残してます。
今回取り除いた欠点豆↓
割れ豆

割れ豆は運搬時の衝撃などで豆が欠けてしまったものです。
焙煎で焼きムラが出るので取り除きます。
欠け豆 奇形豆 未成熟豆 貝殻豆


欠け豆や奇形、未成熟豆や貝殻豆は大きさがまばらなので見つけやすいです。
こちらも焼きムラが出ますので省きます。
虫食い豆

虫食い豆は中が空洞になってカビが生えていたり、虫が残っていたりすると味や香りに悪影響を及ぼします。
虫の苦手なわたしは目を皿のようにして虫食い豆を見つけてます(笑)
虫食いということはそれだけおいしい豆ということでもありますが、味にも影響が出ますので取り除きましょう。
あきらかに小さい豆

欠点豆ではありませんが、あきらかに小さい豆は焙煎での焼きムラが出てしまうのでわたしは取り除きます。
あとで小さい豆だけで焙煎しようと思いとってあります。
ピーベリー

ピーベリーとは本来ひとつの実にふたつのコーヒー豆が出来るのですが、ひとつの豆しか育たなかった大きな豆です。
ピーベリーも欠点というわけではありませんが、ピーベリーだけを集めてあとで焙煎しようと思ってます。
今回はありませんでしたがその他にも欠点豆と呼ばれるものがあります。
カビ豆
その名の通りカビが生えた豆です。
カビたものはそもそも食物として適しませんのでよけましょう。
黒豆
腐敗し、発酵してる黒い豆です。
あきらかな異臭がするので絶対取り除きましょう。
死に豆
熟してない白っぽい豆です。
焼きムラが出ますので取り除きます。
ハンドピックでコーヒー豆の味に差が出る
いかがでしたでしょうか?
意外と奥が深いハンドピックの世界。
欠点豆を取り除くことで焙煎後の味や香りに差が出ますので、ぜひ丁寧にやってみましょう。
細かで地味な作業ですがハンドピックをやれば確実にコーヒーの味に差が出ます。
なにはともあれ、ここまで読んでいただきありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
それではよいコーヒーライフを!
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