こんにちは、みなとです(みなと (@m17t0) | Twitter])
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コーヒー淹れてますか?
今日は腕の良いバリスタになりたい人へ向けて記事を書いていきたいと思います。
けれどそんなに難しく考える必要はないかと思います。
接客業やその他の営業にも通じる考えだと思いますので、ご自身の職業に置き換えて読んでみてください。
腕の良いバリスタは一定のクオリティで商品提供出来ること
腕の良いバリスタとはただおいしいコーヒーが淹れられることだけではありません。
豆の持つおいしさを最大限に引き出すことが大事なのはたしかですし、当たり前です。
では、腕が良いとはどのようなことを言うのでしょうか。
わたしが持っている日本バリスタ協会のバリスタライセンスを取得するには一定のクオリティでコーヒーが抽出出来ることにあります。
バリスタはコーヒーの粉0.1グラムでも味が変わる職人技に近い技術。
10杯中9杯おいしく淹れられても残り1杯のクオリティが低かったら腕が良いとは言えません。
コーヒーは食物です。
コーヒー豆をよく見るとひとつひとつ微妙に形や大きさが違います。
またコーヒーの品種、産地、天気、気候、精製方法、保管方法、焙煎方法や焙煎の度合い、焙煎からの日数で味に違いが出ます。
ワインみたいですよね。
そんな扱いの難しい食物を扱うのです。
当日の気温や湿度、店内の環境にも気を使いながら毎日毎回同じクオリティでお客様にコーヒーを提供出来る、それが腕の良いバリスタです。
まずはミスなくコンスタントに商品を提供出来ることが大前提です。
これを見て、なにも難しく考える必要はありません。
常連のお客様にいつものコーヒーをいつも通りにお出し出来る、と考えれば良いのです。
おいしいコーヒーを淹れる心構えはお客様の好みにあわせること
先ほども書きましたが、コーヒーは食物です。
コーヒーの産地や精製方法、焙煎等のバックグラウンドを知り、コーヒーの抽出に最適なメッシュ調整(挽き目)やマシンの調整を変えたりと、お客様の好みに合わせた商品の提供が出来ることが腕の良いバリスタと言えます。
バリスタの最も大事な仕事はお客様に喜んでもらうことです。
エスプレッソが少なめ、濃いめが好きなお客様
ミルク少なめ、多めが好きなお客様
甘いのが好きなお客様
熱い飲み物が好きなお客様
デカフェが飲みたいお客様
それぞれの好みに対応出来る技術が必要になります。
お客様の要望に耳を傾けて、ひたすら最善を尽くすべく頑張るのです。
他の職業でもお客様の要望に応えられるよう対応していくのと同じことです。
こだわりの強いお客様はちょっとした味の変化に敏感です。
少しでも品質の低下した商品をお出ししてしまっただけでリピートしてもらえなくなります。
また、「この人が淹れたものがいい」と指名なさる方も中にはいらっしゃいます。
その声に対応すべく、日々技術を磨いていくのがおいしいコーヒーを淹れる為の心構えです。
わたしが対応したお客様の中で「キャラメルラテの甘さ控えめで豆乳に変更ですごく熱め」が好みの方がいらっしゃいました。
そのお客様のすごく熱めとは温度計を入れて80℃近くまで温めた豆乳のことを指します。
スチームで泡を作りながら温度を上昇させると豆乳が沸騰してミルクピッチャーからあふれそうになるのですが、それををひたすらこらえて希望の温度になるまで上げるのです。
そういった少し難しい注文も顔色ひとつ変えず慌てず、さらっと対応できるのが腕の良いバリスタと言えるでしょう。
腕が良いだけでもダメ 接客も大事
いくらコーヒーがうまく淹れられても腕だけは良くても、無愛想な接客ではお客様の満足度は決して上がりません。
あなたならどうでしょう。
ムスっとした接客でコーヒーを出されたら?
無愛想な接客で気分が悪くなり、せっかくのコーヒーが楽しめないと思います。
お客様はコーヒーだけでなく、店の雰囲気も含めて楽しみたいと考えている方は多いのです。
頑固親父がやっているのが売りのラーメン屋なら通用するかもしれませんが、バリスタの最大の仕事はお客様を楽しませることです。
笑顔の接客が大事です。
気持ち良い笑顔で接客し、お客様に気分よく退店していただくように務めるのが腕の良いバリスタと言えます。
有名なバリスタは技術が高いのはもちろんですが、笑顔や話術も優れており、人間的にも尊敬できる方が多いです。
そうなる為にはお客様の立場になって、自分がされたら嬉しいことを常に考え、実行していくことが大切です。
笑顔が苦手な人に向けた具体方法の記事を書きましたのでぜひ読んでみてください。
https://www.chunikai.com/smile-for-you/
間違いなく笑顔が作れるようになりますよ^^
お客様に良い体験を提供する
店内の装飾や音楽に気を配って居心地の良さを演出したり
ラテアートをお客様の前で披露して楽しんでもらったり
外気温や室温の差など考えたり、店内の環境に気を配ったりと、店内を見渡せるマネージャー的な存在であることも腕の良いバリスタの条件です。
お客様にコーヒーを通して空間そのものまで楽しんでもらえるような体験を提供できることもまた腕の良いバリスタと言えるでしょう。
また、ちょっとしたミスがあった時ですらお店をポジティブな印象に変えられる腕を持っているのも大事なポイントです。
まとめ
- 一定のクオリティで商品提供出来ること
- お客様の好みにあわせられること
- 笑顔の接客が大事
- 良い体験を提供すること
これら4つのことが出来たらきっと腕の良いバリスタになれると思います。
バリスタのみならず、社会人なら知っておいて損はない心構えです。
わたしもまだまだ修行中の身で、お客様から学ぶことはたくさんあります。
その日の調子によってうまく出来ないときもあると思いますが、お客様に喜んでもらえそうなことを出来ることからこつこつと。
ほんの少しでも変えていくだけで驚くほどお客様の見方は変わってくると思います。
この記事が参考になればうれしいです。
お互いに頑張っていきましょう。
それではまた!
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